吉備ICからちょっとだけ和歌山道を通って和歌山市内へ。バスの内装を改造してラーメン屋さんにしてある変わった店があるので、それを探しに。夜になると運転してやってくるので、昼間は探すことができないのです。でもすぐ分かる場所にありました。奇をてらった店かと思っていたのですが、店のおやじさん・おかあさんともフレンドリーな感じで、地元の常連客多し。実際は繁華街にある地味な食堂に近いのですが、バスのおかげで変なイメージが先行していました。
この店は和歌山ラーメンの店として紹介されているのですが、実際には麺類全般と単品何種類かという感じの品揃えでした。もっともベーシックな「中華そば」を注文したのですが、初めは「味にコクがない」と思ったのです。「珍しいから人を連れてきても面白いけど、味がなあ」とか思いながら食べていたのです。「麺は普通だけど、スープがインスタントラーメンみたい」と低い評価を出そうとしたそのとき、スープを見て気付きました。油が全然浮いていないのです。
和歌山ラーメンのスープって豚骨と醤油なのに、えらくあっさりしていました。なぜ油が浮いていなかったのかはナゾのままですが、あそこまで完全に油が浮いていないと、「これ、体には悪くないよなあ」と考えるようになって、ちょっと評価アップ。
話の種に一回くらいは行ってもいい店です。